外苑施設
きゅうとうみょうじほんどう
旧燈明寺本堂
Main Hall of the Former Tomyoji Temple
- 重要文化財
- 有料貸出施設
旧燈明寺三重塔と同じく、京都・木津川市の燈明寺にあった室町時代の建物。
燈明寺は明治時代以降衰退し、第二次世界大戦直後の台風の被害を受けたあと解体され、再建できないままとなっていましたが、三重塔が移築されていた縁により、三溪園に寄贈され、1987年(昭和62年)に移築が完了しました。
燈明寺本堂は、衰退・復興によって、たびたび宗派が変わり、大きな改造が加えられていましたが、三溪園への移築の際に、当初の中世密教寺院の様式に復原されました。
旧燈明寺本堂のみどころ
瓦
軒先の瓦に刻まれた「東明寺」の寺名は、中世に天台宗の寺院として再興した時の名称です。その後江戸時代に「燈明寺」に改まりましたが、中世に建てられた本堂・三重塔には古い寺名が刻まれています。
広大な空間
外陣は大虹梁により入側柱を省略した広大な空間が特徴です。広々した堂内は展示スペースなどとしてもご利用いただけます。
その他のみどころ
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正面五間、側面六間の規模壮大な仏堂。屋根は前面に向拝を付した本瓦葺き入母屋屋根で、内部は中世密教本堂の空間が復原されています。
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本堂内部には復元された三間厨子が収められています。祀られている十一面観音像は複製品です。
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外陣と内陣には格子戸で仕切られています。堂内は音の響きがとても優れているのも特徴です。
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内陣の横の部分も貸出スペースとしてご利用いただけます。パーテーション(貸出備品)などで区切ることも可能です。
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