修理工事前の傷みの著しい屋根の様子　                                                                                            　　　　古い屋根解体後の屋根下地の様子

三溪園では、現在まで受け継がれている文化財を未来へ守り伝えていくため、重要文化財の修理工事を順次行っています。

2022年9月には臨春閣の保存修理工事を終え、現在は旧東慶寺仏殿（2020年度～）、月華殿（2022年度～）の保存修理をおこなっており、工事中しかできない情報発信や工事見学会の開催など修理の意義の周知に努めています。

この度、月華殿において杮（こけら）葺き屋根の葺替工事に合わせ、見学会を1日限定で開催します。杮葺き屋根施工およびその材料となる杮板の製作は、ユネスコの無形文化遺産に登録された「伝統建築工匠の技：木造建造物を受け継ぐための伝統技術」の一つであり、関東圏では珍しい工事です。加えて、大規模修理工事中しか実施できない調査も行われているため、今回判明した調査結果などもご覧いただくことができる貴重な機会です。

【主催】公益財団法人　三溪園保勝会
【協力】田中社寺株式会社（施工請負）、公益財団法人文化財建造物保存技術協会（設計監理請負）

■日時・対象・定員

日程　9月18日（月・祝）

※荒天時順延：順延日　9月23日（土）

【こども見学会】
対象：中学生以下のこどもとその保護者（中学生以下は本人のみの参加も可）
定員：６組（大人とこども合わせて最大5名まで）
時間：10：30～11：30

【一般見学会①】
対象：高校生以上
定員：20名
時間：13：30～14：20

【一般見学会②】
対象：高校生以上
定員：20名
時間：14：30～15：20

■会場
月華殿（三溪園内）

■参 加 料
無料（入園料別途）
三溪園の入園料についてはこちら

■申し込み方法
オンラインチケットサービスPeatixをご利用ください。

申し込みサイトURL：https://sankeien-gekkadenkokerabuki.peatix.com

《受　　付》
会場で受付スタッフにお名前をお伝えください。
※電子チケット（QRコード）の提示をお願いする場合があります。

《注　　意》
・工事現場内に入っての見学になります。必ず動きやすい服装・靴でご参加ください（サンダル不可）。
・工事現場内ではヘルメットを着用いただきます。ヘルメットは貸出します（こども用もあります。持参も可能です）。
・見学中の写真撮影は可能です。ただし個人利用に限り、SNSへの掲載、2次利用はご遠慮ください（研究・商業目的等での写真利用のご希望の場合は別途お申し出ください）。また三脚等はご使用いただけません。
・主催者側で記録写真を撮影することがあります。予めご了承ください。
・安全のため職員・関係者の指示に従ってください。