収蔵美術品
豊臣 秀次「関白秀次仮名文」
桃山時代
作者 | 豊臣 秀次 |
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名称 | 関白秀次仮名文 |
時代 | 桃山時代 |
材質等 | 紙本墨書 |
員数 | 1幅 |
サイズ | 34.0×47.5㎝ |
解説
豊臣秀次が「ある人」へ宛てた手紙。(豊臣秀次は、秀吉の甥で養子となるが、後に切腹)
秀次から先に申し入れようとしていた矢先に、「ある人」から先に手紙が届いたため、恐縮してお礼を述べています。
(釈文)
是より申入候ハんと
思まいらせ候処ニ、御返事ニ
まかり成、心より
外ニ候、めてたく、かしく、
十一月八日 ひて次
本作は表装も見どころの一つ。中廻しの部分に「小袖裂」が用いられており、織り地の風合いと当時の衣装美を伝えるものとしても貴重なものです。