収蔵美術品
躑躅(つつじ)
大正12(1923)年頃
作者 | 下村 観山 |
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名称 | 躑躅(つつじ) |
時代 | 大正12(1923)年頃 |
材質等 | 絹本着色 |
員数 | 1幅 |
サイズ | 84.0×101.0㎝ |
解説
全体に淡墨(たんぼく)が刷(は)かれ、花は線を丹念に描き写実味にあふれ、一方、下方の下草や蕨手(わらびて)、幹は「たらし込み」という技法を用いて輪郭線を省略しています。
原三溪は多くの日本画家を支援しましたが、下村観山(1873-1930)は特に日本画の線と色の美しさをみせる力を持った画家でした。
三溪園では、躑躅(つつじ)は4月から5月に鮮やかな花を咲かせます。