収蔵美術品
呈鈍翁大人
大正14(1925)年
作者 | 原 三溪 |
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名称 | 呈鈍翁大人 |
時代 | 大正14(1925)年 |
材質等 | 紙本墨書 |
員数 | 1幅 |
サイズ | 138.8×31.4㎝ |
解説
1925年(大正14年)の夏、原 三溪が益田 鈍翁(ますだ どんおう / 1848 - 1938)に贈った五言絶句。風・水・清という言葉で鈍翁の高潔さを表現しています。このとき三溪57歳、鈍翁77歳。二人の年齢は離れていますが、信頼関係は厚く、公私にわたり親交をもちました。
鈍翁(本名:孝)は三井財閥の重鎮で、中外物価新報(現日本経済新聞)を創設した経済人。茶人としては、1896年(明治29年)に「大師会」茶会をひらき、大寄せの茶会を始めるなど、「利休以来の大茶人」とも称された近代好寄者です。