外苑施設
きゅうとうみょうじさんじゅうのとう
旧燈明寺三重塔
Three-Story Pagoda of the Former Tomyoji Temple
- 重要文化財
1457年(室町時代の康正3年)に建てられた、園内の建造物の中で最も古い建物。1914年(大正3年)に、現在の京都・木津川市の燈明寺から三溪園へ移築され、小高い丘に建てられたその姿は三溪園を象徴する存在となっています。 三重塔の移築は、その後の庭園造成の上で大きな鍵となり、臨春閣や聴秋閣の室内から三重塔が美しく眺められるような配置の工夫が見られます。
旧燈明寺三重塔のみどころ
ライトアップ
ライトアップによって、昼間では暗くて見えにくい軒裏のディテールの美しさが際立ちます。端正に組み合わされた斗栱、整然と並ぶ垂木が長く突き出た軒を支えています。
その他のみどころ
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関東地方では最古の重要文化財の塔。細部は和様でまとめ、屋根の軒反りや逓減率は穏やかで、安定した重厚感を示しています。
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三溪園のシンボルである三重塔を眺めるのにふさわしいように、建物の配置、庭の景色が整えられました。園内の様々な場所から、三重塔を含めた絵画のような風景を楽しむことができます。